2009年09月06日
Windows7 始動

一般発売を10月22日に控えたWindows7ですが、8月12日ひと足早く開発者向けにMSDNとTechNetで日本語製品版の提供がスタートし、9月1日には法人向けボリュームライセンス製品が、2日にはPCメーカー向けにOPKの提供が始まったので技術者の端くれとして早速評価を開始した。
今回用いたハードウェアはCPUがCore2QuadのXeon X3350、メモリーが4GB、VGAはRadion4850、M/BがASUS P5Q-PROを使用した自作デスクトップPCで、1年前インテルの分類でいうところのMainstream3クラスだった今でもそこそこのハイパフォーマンスPCで、これまでVistaが快適に動いていたPCだ。困ることのないようにVistaも動作するデュアルブート仕様になっている。
WindowsVista直系のOSなのでそれほど苦労せずにインストールは出来たが、OSは10月に発売になる製品版とはいえ、周りのアプリやデバイスドライバーはWindows7に対応仕切れていない状況。もっともドライバーやソフトの評価や開発用にひと足早く提供されているのだから当たり前。それでも今までの特にNT4やWin98系からWindows2000への移行に比べると大きな障害なくスムーズに立ち上がった方だと思う。
ちなみにサブで使っている富士通製のCoreDuo搭載のノートPCでも評価しようと一時は行動したのですが、便利な指紋認証機能のデバイスドライバーに互換性がないみたいなので、今すぐWindows7への変更してもメリットよりデメリットの方が多いと判断、今後メーカーからリリースされるまではこのままVistaで使うことにした。
で、1カ月近く使ってみてどうか、OSとしては悪くはない。 どちらか選べとなると迷わずWindows7だと思う。 でも、いま普通に使えているPCを慌ててWindows7にする程のものでもないのも事実で、ワードで文書を書いたりPhotoshopで画像処理にPCを道具として使っているとしよう。1万円以上出してアップグレード版Windows7を買ってきてOSやアプリのインストールや設定する労力を払っても、文書を書いたり画像処理するのがうまくなるわけではないのだ。新しいOSを使うのが目的でないならば、わざわざWindows7にアップグレードする必要はないと思う。 いずれ次買うPCには間違いなくWindows7のOSが入っているんだから、OSをアップグレードするんだったらメモリーやHDDの補強に回すか、次回のPC購入に向け資金確保した方がよっぽど幸せになる。
マイクロソフトはあの手この手で販売促進に躍起になっているが、家庭用PCはWindows7しか選択肢はないが、企業向けPCのWindows7にはXPへのダウングレード権が最長2011年まであるから、大規模なネットワーク環境を整えている大企業のWindows7 PCの導入はまだ少し先になるように思われる。まぁそういうことだ。
Posted by js3mne at 12:20│Comments(0)
│パソコン
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。