2008年05月18日
マルチパワーバッテリーパックMB-D10レビュー

Nikon D3やCanon 1Dなど高級機のようにカメラを縦位置に構えるときに撮影しやすくするシャッターボタンやコマンドダイヤルの付いたボディの底面に取り付けるグリップで、D300ボディと同じマグネシウム合金製のプロ仕様のガッチリした作りで、ガタやズレもなく納まりも問題ありません。
装着するときカメラボディの底面にあるゴム製の接点カバーを外すのですが、外した接点カバーを収めるところがグリップ側に用意されていて、紛失しないようによく考えられているのはGOODです。 ただ、グリップ側の接点保護カバーを収める場所が見当たらないのはどうしたことでしょう・・・

名前の通りグリップ内部に追加のバッテリーを内蔵するようになっています。
使用できるバッテリの種類も単三型電池8本またはD300で使われているEN-EL3e、オプションアダプタが必要になりますがD3などNikonハイエンド機で使われているEN-EL4aを選択でき、単三電池またはEN-EL4aを使用することで連写速度が秒間8コマにアップします。
すでにD3などEN-EL4aを持っている場合は単三型電池に比べ軽量で良いのですが、バッテリーや充電器を一から揃えるとそれだけで4万円を超え、トータル8万円はC/Pが悪すぎです。 常時秒間8コマが必要なければ、多少重くはなりますが単三型充電池(三洋エネループなど)の使用で十分だと思います。
電池の持ちに関しては、EN-EL4aの容量が2500mAh、エネループは2000mAhと若干控えめです。 ただ、D300の標準バッテリEN-EL3eは1500mAhで、もともと持ちの良いD300なので不満に感じることはないと思います。
連写速度について、貴志川線程度の撮影なら秒間6コマもあれば十分すぎますが、激しい動きをするフライングドッグや野鳥の撮影には秒間8コマは有効な武器になると思います。
対応しているバッテリーの種類を予算やTPOに応じて使い分けができる仕様は秀作でしょう。 必要のない時は外した方が機動性に優れるわけですが、装着するとハッタリも効くオプションです。
優先順位を付けるなら、用途にもよりますが、三脚やレンズの次、メディアの次と、ないと困るものではないですが、その次のステップアップに面白いオプションだと思います

Posted by js3mne at 08:38│Comments(0)
│写真・カメラ
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